お彼岸のお供え

お彼岸の食べ物といえば「ぼたもち」、「おはぎ」ですが、
「あれ?違うものだっけ?」と一瞬脳裏をかすめた疑問に
思いますが答えは同じです。
そもそも「ぼたもち」は,春には豊穣を祈り、秋には収穫
を祈って神に捧げるものでした。その後、仏教の影響で
お彼岸に食べるものになったそうです。
語源はサンスクリット語のbhukta(ブッタ、ボッタ)とパーリ語
bhuutta(飯の意味)が「ぼた」となり、mridu・muda
(ムチ、モチ:柔らかい)が「もち」となって「ぼたもち」となったそうです。
これを春に咲く牡丹の花にちなんで牡丹餅と言ったのですが、
秋には、餡子の色が、秋に咲く紫色の萩の花に似ていることから
「おはぎ」と言うようになったそうです。
ですから春のお彼岸は「ぼたもち」、秋のお彼岸は「おはぎ」なんですね。